
1970年代から1990年代は、各国の経済発展に伴って、沿岸域の富栄養化が深刻化したことにより、有害藻類の異常増殖(HAB)が頻繁に発生し大きな漁業被害を引き起こしていました。近年は、富栄養化問題も改善傾向にはありますが、引き続きHABの発生は継続しており、時に甚大な漁業被害を引き起こしています。


NOWPAP CEARACは設立当初から、沿岸環境評価の一環として、赤潮・貝毒等の特定の植物プランクトンの異常増殖(HAB)に伴う海洋環境の悪化に着目した活動を実施してきました。各国におけるHABの発生情報や被害情報を共有することは、発生抑制・被害低減対策にとって非常に重要であることから、CEARACではHAB統合ウェブサイトを立ち上げ、NOWPAP海域におけるHABに関する情報を共有しています。



ニュース/トピックス
出版物
–NOWPAP 地域の有害藻類(HABs)に関する統合報告書 改訂版 (2011年)
–中国・青島及び 大連の沿岸水域における HABケーススタディ報告書(2011年)
–九州地方北西部海域及び有明海におけるHABケーススタディ報告書改訂版(2011年)
–韓国南部沿岸におけるHABケーススタディ報告書改訂版(2011年)
–ロシアのアムール湾、ヴォストーク湾、アニワ湾(サハリン島)におけるHABケーススタディ報告書 (2011年)