1970年代から1990年代は、各国の経済発展に伴って、沿岸域の富栄養化が深刻化したことにより、有害藻類の異常増殖(HAB)が頻繁に発生し大きな漁業被害を引き起こしていました。近年は、富栄養化問題も改善傾向にはありますが、引き続きHABの発生は継続しており、時に甚大な漁業被害を引き起こしています。
NOWPAP CEARACは設立当初から、沿岸環境評価の一環として、赤潮・貝毒等の特定の植物プランクトンの異常増殖(HAB)に伴う海洋環境の悪化に着目した活動を実施してきました。各国におけるHABの発生情報や被害情報を共有することは、発生抑制・被害低減対策にとって非常に重要であることから、CEARACではHAB統合ウェブサイトを立ち上げ、NOWPAP海域におけるHABに関する情報を共有しています。
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2022/8
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