平成20年9月11日、第2回沿岸環境評価国際ワークショップが開催されました。CEARACは、平成19年度から20年度にかけ、NOWPAP 4カ国共通の沿岸環境評価手法の開発に向けて、富山湾をケーススタディ海域とした沿岸環境評価手法の検討を行ってきました。このたびその手法が開発されたこと、さらにNPEC設立10周年の節目にあたることから、沿岸環境評価のための手法を広く紹介することを目的として本ワークショップを開催しました。

1. 概要
日時:平成20 年9 月11 日(木)
会場:富山市
参加者:日本、中国、韓国、ロシアの沿岸環境評価に係る専門家、海外関係機関からの参加者、一般参加者あわせて約90名

2. プログラム

9:30-11:00

基調講演
・ユーリッヒ・クラウセン氏(ドイツ環境省)
・松田 治氏(広島大学名誉教授)
・鈴木 亨氏(海洋情報研究センター)

11:30-16:40

セッション1: NOWPAPパートナーによる沿岸環境保全活動

セッション2: NOWPAP加盟国におけるHAB事例研究の中間報告

セッション3: NOWPAP地域における陸域栄養塩負荷の評価を含む富栄養化状況評価手順のレビュー

17:00-18:00 総合討論: NOWPAPの富栄養化状況評価手順の適用(この地域における陸上由来栄養塩の評価を含む)

3.主な結果
議論の結果、以下の課題が参加者において共有されました。
○多国間における共通手順書の適用と評価の実施について
・ 富栄養化の定義について
・ 地域における共通化
・ 富栄養化評価手法の簡素化
○利用形態の異なる海域での富栄養化の基準のあり方について
・ 海域の状況に合わせた評価基準の設定
・ 評価値・評価手法に対する各国の合意
・ 段階的評価の実施
○情報・データを共有するためのデータベースのあり方について
・ データ共有のためのデータベース化

 

 

 

 

 

 

4.プロシーディング
第2回沿岸環境評価ワークショップのプロシーディング(英語)

 

 

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