2017年8 月 3 日、第 1 回 NOWPAP地域における海草藻場分布評価国際ワークショップが富山、氷見市において開催されました。
ワークショップでは NOWPAP 参加国ならびに国際機関の研究者と共に衛星画像を活用した藻場分布把握の可能性とその限界、また NOWPAP 地域全体での藻場評価の活動計画について議論しました。
海域についての知識が深まるにつれて、世界全体で海域藻場の保全・再生計画が各国の環境保護政策に取り入れられるようになってきました。一方、NOWPAP 地域ではブルーカーボンに関する科学的知見が少ないため、ワークショップ参加者の間で将来的に活動を進めるにあたり、次の 3 点を重要項目としました。
1. 規制強化-自然環境の保護・管理において藻場が重要な役割を果たす場合、これに対する現在の規制策を評価する
2. 市場メカニズムの導入-藻場の管理・再生を継続して実行するため、炭素排出量取引(カーボンファイナンス)などを活用する
3. 環境教育や啓発活動の促進-市民や行政、沿岸域の関係者が藻場に対する理解を深める
ワークショップの案内・参加申込書
HimiSeagarssWS2017