NOWPAP海洋生物多様性保全地域行動計画(NOWPAP RAP BIO)に関するワークショップ及びCEARAC海洋生物多様性保全中期戦略(CEARAC BIO MTS)に関するワークショップ

2019 年 11 月 28-29 日、CEARAC は千葉県で NOWPAP メンバー国の専門家を交えてNOWPAP 海洋生物多様性保全地域行動計画(NOWPAP RAP BIO)に関するワークショップ及び CEARAC海洋生物多様性保全中期戦略(CEARAC BIO MTS)に関するワークショップを開催しました。

RAC活動の基盤となるNOWPAP中期戦略(2018-2019)では生物多様性の保全をNOWPAPで取り組む重要課題の1つに掲げています。その活動のひとつにNOWPAP海洋・沿岸域生物多様性地域行動計画(NOWPAP RAP BIO)の策定があります。
CEARACは、2010年から生物多様性に関する活動を行っており、NOWPAP RAP BIOの開発でも中心的な役割を担っています。これに合わせて2018-2019年の活動として、CEARAC海洋生物多様性保全中期戦略(CEARAC BIO MTS)の策定に取り組むことになりました。
第1日目に行われたNOWPAP RAP BIOワークショップにはNOWPAPメンバー国の専門家ならびにRAP BIO原案の開発を担当する国際コンサルタントが出席し、NOWPAP各国の生物多様性保全に関する戦略、NOWPAPの活動方針及び目標、国際社会の動向と目標を確認し、RAP BIO開発を進めていくための活動計画・スケジュールについて協議しました。
第2日目に開催されたCEARAC BIO MTSに関するワークショップではCEARACが開発したBIO MTSの最終確認を行い、さらに2020-2021年のCEARAC活動計画についても意見交換を行いました。

1. プログラム
第1日目(11月28日):
NOWPAP 海洋生物多様性保全地域行動計画(NOWPAP RAP BIO)に関するワークショップ
共同議長: Dr. Ning LIU (NOWPAP RCU) 及び Dr. David COATES (国際コンサルタント)

9:00-9:30 開会: 自己紹介
9:30-10:00 ワークショップの紹介と目的: Dr. Ning LIU (NOWPAP RCU)
10:00-11:00 NOWPAP RAP BIOのロードマップ開発の見通しについて:
Dr. David COATES (国際コンサルタント)
11:00-11:20 中国からのディスカッションペーパーへのインプット:
Dr. Jie SU (国立海洋環境モニタリングセンター)
11:20-11:40 日本からのディスカッションペーパーへのインプット:
Dr. Takafumi YOSHIDA (NOWPAP CEARAC)
11:40:12:00 韓国からのディスカッションペーパーへのインプット:
Dr. Yong-Rock AN (韓国海洋生物多様性研究所)
14:00-14:30 NOWPAP RAC(CEARAC, DINRAC, MERRAC, POMRAC)からのインプット
14:30-15:00 NOWPAP RAP BIOのロードマップ開発の見通しに関する議論
15:00-15:30 2020-2021年活動計画の準備
15:50-16:30 議論の続き
16:30-17:00 活動計画への最終コメント/承認

第2日目 (11月29日):
CEARAC海洋生物多様性保全中期戦略(CEARAC BIO MTS)に関するワークショップ
司会: 吉田主任研究員 (NOWPAP CEARAC)

9:00-9:20 開会: 自己紹介 (新規参加者のみ)
9:20-9:30 ワークショップの紹介と目的: Dr. Takafumi YOSHIDA (NOWPAP CEARAC)
9:30-10:00 CEARAC BIO MTSの紹介と最終化:
Dr. Takafumi YOSHIDA (NOWPAP CEARAC)
プロジェクト 1: NOWPAP 地域における干潟および塩性湿地の分布評価
10:00-10:40 地球規模の潮間帯変動 [ビデオトーク]:
Dr. Nicholas MURRAY (Global Intertidal Change)
10:40-11:00 中国における干潟および塩性湿地の情報:
Dr. Peng WANG (国立海洋環境モニタリングセンター)
11:00-11:20 韓国の干潟と塩性湿地に関する情報:
Dr. Sang Yong LEE (南洋漁業調査研究所)
11:40-12:00 ロシアの干潟と塩性湿地に関する情報:
Dr. Vladimir SHULKIN (太平洋地理学研究所)
12:00-12:30 2020-2021年活動計画に関する協議:
Dr. Takafumi YOSHIDA (NOWPAP CEARAC)
プロジェクト 2: e-DNA分析に関するトレーニングコースの開催
14:00-14:25 中国におけるe-DNA技術の研究と応用に関する情報:
Dr. Wei LEI (国立海洋環境モニタリングセンター)
14:25-14:50 日本におけるe-DNA技術の研究と応用に関する情報:
Dr. Akihide KASAI (北海道大学)
Dr. Toshifumi MINAMOTO (神戸大学)
14:50-15:15 韓国におけるe-DNA技術の研究と応用に関する情報:
Dr. Hyun Woo KIM (釜慶大学校)
15:15-15:40

ロシアにおけるe-DNA技術の研究と応用に関する情報:
Dr. Tatiana MOROZOVA (海洋生物バンク)

16:00-16:30 2020-2021年活動計画に関する協議
Dr. Takafumi YOSHIDA (NOWPAP CEARAC)
16:30-17:00 CEARAC BIO MTSの実施と将来ビジョンに関する協議
Dr. Takafumi YOSHIDA (NOWPAP CEARAC)

2. 報告書
「NOWPAP 海洋生物多様性保全地域行動計画(NOWPAP RAP BIO)に関するワークショップ及び CEARAC海洋生物多様性保全中期戦略(CEARAC BIO MTS)に関するワークショップ」

 

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