第15回 CEARAC フォーカルポイント会合

1.概要
「第15回NOWPAP CEARACフォーカルポイント会合」が2017年8月29日(火)、30日(水)に富山市内で開催されました。
 フォーカルポイント会合は、国連環境計画(UNEP)の北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)の活動拠点の一つであるCEARAC((公財)環日本海環境協力センターが指定されている)の活動方針を議論するための調整・助言機関であり、今般の会合ではCEARACの2016-2017年の活動の進捗報告が行われるとともに、2018₋2019年に実施する活動計画について議論が行われました。

2.日程及び開催場所
2017年8月29日(火)~30日(水) タワー111 2階 会議室1

3.出席者
・CEARACフォーカルポイント(日本・中国・韓国・ロシアの政府代表者) 8名
・NOWPAP地域調整部、各国地域活動センター代表者   5名
[議長:福代 康夫(日本)、書記:チャヨン・チェ(韓国)]

4.主な結果
(1)CEARACの2016-2017年の活動の進捗報告(29日)
・海洋生物多様性への脅威の評価
・NOWPAP海域における海草藻場マッピングのフィージビリティスタディ
等の進捗を報告し、了承されました。

(2)CEARACの2018-2019年の活動計画の検討(30日)
2017年12月に日本で開催される予定の第22回NOWPAP政府間会合に提案するため、2018-2019年の新たな活動計画について議論が行われました。その結果、
・生物多様性に関するCEARAC中期戦略の開発
・NOWPAP地域における藻場分布のマッピングツールの開発
・NOWPAPの海洋生物多様性の活動に関する将来の方向性の検討
の3つの新たなプロジェクトを提案することが合意されました。なお、3つ目のプロジェクトのNOWPAPの海洋生物多様性の活動に関する将来の方向性の検討に関しては、政府間会合において活動予算の増額が認められた場合に実施するものです。

5.今後の予定
本会合で承認された新たな活動計画は、本年12月に日本で開催が予定されている第22回NOWPAP政府間会合に提案、審議されます。

第15回NOWPAP CEARACフォーカルポイント会合の報告書(英語)

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