第17回NOWPAP CEARACフォーカルポイント会合

第17回NOWPAP CEARACフォーカルポイント会合

1.概要
「第17回NOWPAP CEARACフォーカルポイント会合」が9 月9 日(月)、10 日(火)に富山市内で開催されました。
フォーカルポイント会合は、国連環境計画(UNEP)の北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)の活動拠点の一つである特殊モニタリング・沿岸環境評価地域活動センター(CEARAC:(公財)環日本海環境協力センターが指定されている)の活動方針を議論するための調整・助言機関であり、今般の会合ではCEARAC の2018-2019 年の活動報告が行われるとともに、2020₋2021 年の活動計画について議論が行われました。

2.日程及び開催場所
9 月9 日(月)~10 日(火) タワー111 スカイギャラリー

3.出席者
・CEARAC フォーカルポイント(日本・中国・ロシアの政府代表者) 8 名
・NOWPAP 地域調整部、各国地域活動センター、関係国際機関代表者13 名
[議長:ウラジミール・シュルキン(ロシア)、書記:イ・ディング(中国)]

4.主な結果
(1)CEARAC の2018-2019 年の活動報告(9 日)
・海洋生物多様性の保全に関するCEARAC 中期戦略の開発
・NOWPAP 海洋生物多様性地域行動計画策定に向けたロードマップの検討
・NOWPAP 地域における海草藻場分布マッピングツールの開発
等の活動成果を報告し、了承されました。

(2)CEARAC の2020-2021 年の活動計画(9 日)
2020-2021 年の活動として
・NOWPAP 地域における干潟・塩性湿地の分布評価
・環境DNA 技術研修の開催
・赤潮・HAB データベースの更新
・NOWPAP モデル海域の海草藻場におけるブルーカーボン推計ケーススタディの実施
・NOWPAP 富栄養化評価ツールの改良について
・第5 回NOWPAP 海洋環境リモートセンシングデータ解析研修の開催
などが提案され、議論が行われました。その結果、事務局が提案した活動を2020-20201 年の活動として政府間会合に諮ることが合意されました。

5.今後の予定
2019 年末に中国で開催が予定されている第24 回NOWPAP 政府間会合において、CEARACの2018-2019 年の活動報告、2020-2021 年の活動計画及び予算が審議され、承認される予定です。

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第17回NOWPAP CEARACフォーカルポイント会合の報告書(英語)

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