第14回NOWPAP CEARACフォーカルポイント会合

第14回NOWPAP CEARACフォーカルポイント会合

 「第14 回NOWPAP CEARAC フォーカルポイント会合」が4 月7 日(木)、8 日(金)に富山市内で開催されました。
フォーカルポイント会合は、国連環境計画(UNEP)の北西太平洋地域海行動計画(NOWPAP)の活動拠点の一つであるCEARAC((公財)環日本海環境協力センターが指定されている)の活動方針を議論するための調整・助言機関であり、今般の会合ではCEARAC の2014-2015 年の活動の成果報告が行われるとともに、2016-2017 年に実施する活動計画の詳細について議論が行われました。

1.  日程

2.  場所
 2016(平成28)年4月7日(木)~8日(金) タワートリプルワン(富山市牛島新町5-5) 2階会議室1

3.  出席者
 ・CEARAC フォーカルポイント(日本・中国・韓国・ロシアの政府代表者) 7 名
  ・NOWPAP 地域調整部、各国地域活動センター代表者  4 名
  [議長:ジュンロン・リー(中国)、書記:福代康夫(日本)]

4.  主な結果
(1) CEARAC の2014-2015 年の活動成果の報告(7 日)
・海洋生物多様性への脅威の影響に関する試験的評価の実施
・NOWPAP 富栄養化状況評価手順書(改定版)予備評価手順のNOWPAP 海域での試行的実施
・NOWPAP 海域における藻場(海草)マッピングのケーススタディ
等の成果をCEARAC から説明し、了承されました。

(2) CEARAC の2016-2017 年の活動計画の検討(8 日)
 2016-2017 年に実施する以下の2つの活動計画について議論が行われました。
・NOWPAP 地域における海洋生物多様性への脅威に関する評価
・NOWPAP 海域における藻場(海草)の分布評価に向けたフィージビリティスタディ
 その結果、海洋生物多様性への脅威とされる事象(富栄養化、外来生物、生息地の改変)に関して、NOWPAP 海域における評価指標及び評価方法を検討するとともに、生物多様性への具体的影響について文献調査を行うこととなりました。藻場の分布評価に向けたフィージビリティスタディでは、解析のための人工衛星画像情報の充実を図るとともに、各国における藻場の分布に関する科学的知見の収集し、NOWPAP 海域の藻場分布調査の実施可能性について検討を行うこととなりました。

5.  今後の予定
 本会合で承認された活動計画に基づき、2016-2017 年の活動が実施されます。本2 か年の活動成果については、2017 年秋に予定されている第15 回CEARAC フォーカルポイント会合で各国のフォーカルポイントによりレビューが行われます。

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第14回NOWPAP CEARACフォーカルポイント会合の報告書(英語)

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